JSON-LDへmicrodataから構造化データを変更する方法

microdata を JSON-LD に自分で書き換えるのは時間がかかりますが、Google Blogger の場合は簡単に変更できます。

microdata と JSON-LD は構造化データのフォーマットです。構造化データとは Google などの検索サイトにどういうページなのか伝える方法です。

タイトルや説明などを決まったフォーマットで定義します。ページ全体を読み取る必要がないので早く正確に Google へ情報が伝わります。

microdata はプログラム中に簡単に書けるので流行りました。しかし、Google は JSON-LD を推奨しています。Google Blogger のテーマも最新のものは microdata ではなく、JSON-LD で書かれています。

JSON-LD に対応したテーマを使えばいいのですが、古いテーマを使い続けたい場合は microdata を JSON-LD に自分で書き換える必要があり、時間がかかります。

Google Blogger では簡単に変更する方法があります。まず、今使っているテーマをバックアップします。次に Contempo などの JSON-LD に対応した公式テーマを適用します。ブログを表示し、ページのソースを表示します。
この部分が JSON-LD です。その部分をコピーして、今まで使っていたテーマの itemtype='http://schema.org/BlogPosting' などがあるあたりに貼り付けます。ページによって変更される部分を microdata で書かれた部分（itemscope= itemprop= itemtype= の近くにある）からコピーして貼り付けます。
こんな感じになります。

（画像のURL）（画像の高さ）（画像の幅）の部分は好きな画像のURLとサイズを指定してください。どの記事にも画像を使っていて、ページごとに使っている画像を使用するなら <data:post.firstImageUrl/> とかになると思います。

"@type": "Organization", 以下は Google Blogger 公式テンプレートそのままになっているので、会社名が Blogger で Google Blogger のロゴ画像になっています。自分の会社名やホームページ名、好きなロゴ画像でもいいです。

変更した古いテーマを適用し、構造化データ テストツール
https://search.google.com/structured-data/testing-tool
でエラーが出てないか確認します。

まだ JSON-LD と microdata がある状態なので、同じ構造化データが２つできます。内容を確認します。同じものができていれば成功です。

最後に、microdata で書かれた部分の itemscope= itemprop= itemtype= 以下を削除して JSON-LD だけになると完成です。